Logic Apps ループアクションの基本概念
Logic Apps には For each と Until の 2 つのループアクションが用意されています。
どちらが良いということではなく、それぞれに適したシナリオがあり、どちらも使います。
Azure Logic Apps のロジック アプリ リソースとワークフローの制限と構成設定に関するリファレンス ガイド…
ループアクションを使用することで、大量のデータを効率的に処理することができ、作業の効率が爆上がりするので違いを覚えておきましょう。
For each と Until の違いとは?
For each アクションの特長と用途
For each アクションは、同じ処理を n 回繰り返すというアクションです。
例えば次のようなワークフローで、手前のアクションから取得できたグループ メンバーの数が 5 人だった場合は For each も 5 回繰り返しますので、メッセージが 5 回投稿されます。
For each アクションは、大量のアイテムに対して同じ操作を繰り返す際に非常に有効です。
For each アクションは、配列でのみ動作し、配列内の各項目に対して 1 つ以上のアクションを繰り返します。
Azure Logic Apps を使用してワークフローでアクションを繰り返すためのループを作成する # For each
Until アクションの特長と用途
Until アクションは、指定した条件が満たされるまでループを繰り返すためのアクションです。
例えば次のようなワークフローで、手前のアクションから取得できたグループ メンバーの名前の中に「卯月」という人が出てくるまで処理を繰り返すということができます。
Until アクションは、条件が満たされるまで繰り返し処理を行う場合に有効です。
Until アクションは、必要な指定された条件が満たされるまで、1 つ以上のアクションを実行して繰り返します。 条件が満たされると、ループが停止します。 そうでない場合は、ループが繰り返されます。
プログラミングでいう While 文みたいなものですが、上限が明確に存在するので注意が必要です。
Azure Logic Apps のロジック アプリ リソースとワークフローの制限と構成設定に関するリファレンス ガイド…
For each と Until の違いまとめ
For each : 同じ処理を n 回数終わるまでループ。顧客リストの全員に一斉に通知を送る場合や、全てのデータレコードを更新する場合に使用。
Until : 条件が満たされるまでループ。外部サービスからの応答が返ってくるまでのリトライ処理や、条件が満たされるまでのデータ取得に使用。