コネクタの接続 (有効期限) が切れるという内容
従量課金制、Standard 問わず Logic Apps ではコネクタの再認証が必要な場合があります。
原因としては複数あり、例えば Logic Apps ワークフローを 90 日以上実行していないケースや、接続先認証情報の変更、Logic Apps の再デプロイに伴う資格情報の失効などが考えられます。
下記は Power Automate の情報ですが、考えられる要因は Logic Apps でも共通となります。
また、接続が無効化された際の対処方法に再認証が求められることもあります。
AADSTS50173
FreshTokenNeeded – 許可が取り消されたため有効期限切れです。新しい認証トークンが必要です。 管理者またはユーザーがこのユーザーのトークンを取り消したため、後続のトークン更新が失敗し、再認証が必要です。 ユーザーにサインインの再試行を促してください。
再認証が必要な状況を再現してみる
まず適当な API 接続を作ったので、こちらを参考に再認証を行います。
今回は OAuth (アカウント選ぶやつ) での接続をしているので、接続先の Google アカウントを確認すると、直近のアクティビティで Logic Apps へのアクセス権限が付与されています。
Google アカウント側からこちらの権限を消してみます。
この状態で Logic Apps を実行すると、Google ドライブのアクセス権限が無いというエラーが出ます。
下記がエラー文で、日本語に翻訳すると「Google Driveとの通信に失敗しました: 認証されていません。詳細 リクエストの認証情報が無効でした。OAuth 2 アクセストークン、ログインクッキー、またはその他の有効な認証情報が必要です。」という内容です。
Failed to communicate with Google Drive: Unauthorized. Details: 'Request had invalid authentication credentials. Expected OAuth 2 access token, login cookie or other valid authentication credential.
実はこれ、実行時にエラーが発生するもののワークフロー画面ではエラーが出ていなかったりします。
実際にコネクタの再認証を行ってみる
接続が無効になる状況を作れたので、実際に再認証を行ってみます。
従量課金制 Logic Apps の場合は [開発ツール] – [API 接続] – [<接続が切れている API 接続>] – [API 接続の編集] まで進んでいただき、[承認する] ボタンを押してください。
Standard Logic Apps を利用されている方は [ワークフロー] – [接続] – [API 接続] – [<接続が切れている API 接続>] – [API 接続の編集] まで進んでいただくことで、同じ画面に辿り着きます。
[承認する] ボタンから進むと再度接続先を選択する画面が出てくるので、任意のものを選びます。
後は画面の流れに従って進めて、最後に [保存] は忘れないようにしてください。
ここまでが終了した段階で再度ワークフローを実行すると、しっかり成功します。